ミネソタの卵売り ( その他趣味 )

16日(日)夕刻から神戸市北区へ出掛ける予定が出来たので、この一日を有効に使うべく計画を立てた。 先ず朝イチにDVDで横山秀雄の推理小説を映画化した『64 後編』を観る。 前にも書いた記憶あるが、彼の小説は面白いからファンも多いに違いなく、特に『クライマーズ・ハイ』 『半落ち』 『第三の時効』などと共に印象に残る作品だ。

神戸電鉄で谷上駅まで行くことになる・・ であれば3〜4時間を森林植物園周回に用いれば企画乗車券シーパスワンが有効に使えると計算、北鈴蘭台駅11:05発の送迎バスに乗って園内へ入った。

先ずキベリハムシ3匹確認。 今年の大雨や台風で森林植物園も大きな被害を出し、園内の大木がゴロゴロ倒れたり長谷池へ大量の土砂が流れ込んだりしたから、見栄え良く回復するには何年か要することだろう。

ツツジが咲き残ってい、ツクバネが沢山の実を付けてい、ギンリョウソウモドキも2〜3株観察できた。 そしてこのヤクシマシャクナゲの葉裏に付いてる厚い毛はどうだろう、まさに毛布みたい。

ナツハゼの実、酸っぱさが抜けて甘みが目立つ。

ベンチでおにぎりを食べ、本館の方へ歩いてたら、いきなりNさんに声掛けられた。

なんとまあMさんも来られてて、既にナンバンギセルやタニジャコウソウなどを目にされたと仰る。

13:30、この園でボランティアされてるTさん・Mさん・Mさんの案内にくっついて回ることにし、我々3人は男性Mさんグループに配属された。

トノサマバッタとかダイミョウバッタと呼ばれる理由はからだの大きさによるんだろうか、つかむのに戸惑うばかりにデカいのを見ることもある。

昔、理科だったか生物だったか忘れたが、このバッタには孤独相と集団相があり、多くの場合は孤独相で問題無いが、一旦集団相が発生すると農作物に甚大な被害が出る。 飛翔能力が高く、空一面に飛びかいつつ作物を食い荒らして全滅させる。

ススキの根元にナンバンギセルが林立してて、既に無数の種子をつくってる株も見受ける。

3人の親子、特にお父さんは熱心に聞き入ってられたから、こんなお客さんなら案内のし甲斐ありというものだ。

タニジャコウソウ(シソ科)

もう10年近くも前になるが、アイスロードの下部で一株のジャコウソウを見つけた事がある。これについてはずっと後、Nさんもそれを確認されてて驚いたのだが六甲山地では稀少種ということになる。

台風の影響だろう、トチノキの実が沢山落ちており、その気になれば栃餅だって可能だろうにNさん、「あく抜きが大変だから」と珍しく拾おうとしなかったのである。

陀羅尼助丸の主成分となるキハダ(ミカン科)。

生薬の黄檗であり染料としても使われるらしい。 とにかく苦いから、その昔では“眠気覚まし”としても用いられておった。 陀羅尼経はとにかく長いお経で聞いてる坊さんだって眠くなる、そんな折袖から取り出して・・

♬ コッコッコッコ コケッコー 私はミネソタの卵売り うみたて卵を買わないか・・

そんな歌があったのにNさんは「知らん」と。 そんなハズないんだけどな。

北区での用件がうまく運ばず、帰ってきたら駅前に雅やかな曲が流れてきた。 『雅楽の夕べ』とかで、街頭では初めて目にする。

何人かの小さな子どもが混じってって、思わず20分ばかりも聴き入ってしまった。