「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

トム・クルーズの人気シリーズの最新作だ。

一時期は興行成績が振るわず、トムもイーサン役を降ろされるなどと言う噂も流れたが、このシリーズももう6作目となった。

イーサン・ハントのチームは、ロシアから盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションを受けていた。

前作で、ハントがリーダーのソロモン・レーンを逮捕して潰したはずのシンジゲートだが、残党たちが新たにアポストル(神の使徒)と言う組織を作り、このプルトニウムを狙っていたのだ。

ハントたちは取引現場でプルトニウムを手に入れかけるのだが、アポストルに乱入されて横取りされてしまう。

アポストルはローマ、エルサレム、メッカの宗教の聖地で3つの核爆弾を同時に爆発させるテロを計画していた。

ハントたちは爆弾設計の科学者から爆弾の設計図と、「ジョン・ラークがパリでホワイト・ウィドウに会う」と言う情報をキャッチした。

しかしCIAの長官であるスローンは、イーサンたちが所属するIMFをいまだに快く思っておらず、お目付け役としてウォーカーを帯同させることを指示する。

ハントとウォーカーたちはパリに飛び、ジョン・ラークを追った。

しかし約束の時間の直前、ラークに行動を気付かれてしまう。

危ういところで、前作にも登場した元MI6のエージェントのイルサが助けに入るのだが、やむなくラークを殺害することになってしまった。

窮余の策で、ハントがラークに成りすましてホワイト・ウィドウと接触する。

ウィドウは仲介人で、プルトニウムを持っている者はカネに興味がなく、対価としてハントが逮捕したソロモン・レーンの身柄を要求しているという。

レーンはちょうどパリに身柄を移されるところであり、ホワイト・ウィドウはレーン奪還の計画を立て、ラークになりすましたハントにも参加するよう促した。

そして前金代わりに、プルトニウムの一つを手渡した。

だがウィドウの計画は強引で、護衛の警官すべてを皆殺しにするものであった。

ハントは作戦の途中で別行動を起こし、独自にレーンを拘束、ウィドウと取引をすることにした。

当初の予定とは多少異なるものの、ハンとはレーンを捕える。

だがそのレーンを狙撃しようとするものがいた。

イルサだった。

イルサはMI6に所属していた時にレーンと組んで仕事をしていた。

そのため前作でレーンがシンジゲートを作ったとき、シンジゲートに潜入してレーンの動きをMI6に報告をしていた。

前作後に一度はMI6から離脱したイルサだったが、自らがMI6から狙われないためにはエージェントで居続けなければならない、そしてMI6の情報を裏まで知っているレーンを殺害するというミッションを受けていた。

さらにレーンを拘束したアジトにIMFの長官ハンリーが現れ、CIAが、殺されたジョン・ラークは替え玉で本当のジョン・ラークはイーサン・ハント自身である、ハントもレーンのようにアメリカを裏切り、アポストルの一員になったと考えている、と告げた。

あまりにも証拠がそろっているため、もうハントを庇い切れない、ミッションを中止しろというハンリー長官。

しかし、ハントはハンリー長官を麻酔で眠らせ、強引にミッションを遂行しようとした。

これまでは、シリーズと言えどもスパイ物は、各作品が単体である場合が多かった。

しかし「007」シリーズもそうだが、最近は前作からストーリーが続くパターンもあり、しっかり復習しておかないとストーリーに入り込めない。

そしてこの作品は、丸っきり前作の続編になっている。

そのことに気付かずに映画を観に行ってしまったので、途中までは前作の記憶を呼び起こすのが大変だった。

ただ、もし前作を復習して観に行っていたとしても、この作品にはよくわからない部分がある。

ハントたちが最初にプルトニウムを横取りされたのは、アポストルだったはずだ。

プルトニウムの持ち主がアポストルで、仲介役のホワイト・ウィドウは、CIAのエージェントであるジョン・ラークに対して、プルトニウムと引き換えにソロモン・レーンを引き渡すよう交渉する。

しかしよくよく考えると、レーンと引き換えにプルトニウムを渡してしまったら、アポストルは核爆弾が作れずにテロもできなくなってしまう。

偽のプルトニウムを渡すつもりだったのかと思いきやそうでもなく、手付金としてプルトニウムを渡している。

少々自信はないのだが、アポストルは最初から爆弾を3つ作る気はなく、一つを手付で渡してレーンを奪還したら、そのまま残りの二つはバッくれてしまうつもりだったのかもしれない。

であれば、二つの爆弾が連動するというシステムも整合性が付く。

だがそのあたりの説明はない。

さらに、誰が黒幕なのかわからないように、さまざまな登場人物にそれっぽい演出をしているのだが、それがちょっとくど過ぎて、観ているうちに混乱してしまった。

アクションシーンはさすが「MI」シリーズと言えるが、ストーリーを懲りすぎた結果、ちょっとわかりづらい部分が多くなってしまったかな、と思った。

もう少し脚本を整理して考える部分を少なくすれば、もっとアクションシーンの迫力が際立つのではないか、とも思った。

101.ミッション:インポッシブル/フォールアウト

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